新聞日記

新聞から世界を考えてみる

本棚

筒井康隆「旅のラゴス」

日々、おなじようなサイクルで生活している。 別にそれが悪いと言う訳ではない。 しかし日々のなかで、新しい発見や経験を意識できているだろうか。 そんな気持ちになった一冊。 旅のラゴス (新潮文庫) 作者: 筒井康隆 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1994…

鍵本聡 「数学思考トレーニング」

「数学」と聞くと、おもわずたじろいでしまう。もちろん私のことだ。これは「数学」に限らない。大抵、私はたじろぐ。 でも、やってみれば「ソコソコ」はなんとかなるものだ。問題は、この「やってみれば……」にある。まず、そもそもやっていない。性格という…

伊坂幸太郎 「夜の国のクーパー」

私は猫と話をする。猫は人間の会話を理解し、そして猫は鼠と話をする。そして猫の住む人間と、なぜか私。 戦争に負けて占領・支配が始まることの恐怖。日本は戦後70年。占領という事態の記憶が薄れつつあるが、ISなる組織が、中東や北アフリカなどを混乱させ…

野口武彦 「明治めちゃくちゃ物語 勝海舟の腹芸」

副題に勝海舟の名があるけれども、あまり関係がない。戊辰戦争が何であったのかをまとめている。 徳川慶喜が大政奉還を行い、王政復古がなった。しかし新政府側は、徳川家に辞官納地を要求する。慶喜は京都から大阪城に移り、軍事対立へと向かって行く。そし…

江國香織 「ホテルカクタス」

江國香織の物語に、佐々木敦子の挿絵のコラボ。 「ホテル カクタス」というアパートに住人の物語。その住人の「帽子」と「きゅうり」と数字の「2」の物語。彼らは「人間」ではないのだけれど、もしかしたらいるかもしれない。そんな気持ちになる。それは、彼…

石原千秋 「評論入門のための・・・」

今日は私の定休日。とは言っても、なんだか喉の調子が悪く、なんとなく動きが鈍い。なにもそんな時に、無意識ながら?避けていたツンドク本の1冊を読んだ。それにしても、なんでこんなに書名が長いのだろうか。 「評論入門のための高校入試国語」 評論入門…

蓮見圭一 「ラジオ・エチオピア」

もうずいぶんと昔の話だけれど、学生時代にエチオピアに行ったことがある。それでつい、借りてきた。ただそれだけだったのだけれども、あっと言う間に読み終えてしまった。 主人公のような恋愛をしたことはないけれど、なんだか唐突に物語は始まる。そして一…

藤原伊織「ダナエ」

私にとって小説の世界は、異次元。小説を通じて、さまざまな世界を見る事が出来るなんて、とてもワクワクする。もちろんテレビなんかのドキュメンタリーも好きなのだけれども、それとは違う。ドキュメンタリーは、基本的には「事実」を積み重ねて番組を作成…

夏目漱石「こころ」

新年早々から、この本か。 昨年、12月に図書館で借りてきた中の1冊。今年の目標は「本を読む」ということにした。理由はいろいろだけれども、これまでの人生でサボってきたことを、丁寧にやり直したいというのが、本音に近いのかもしれない。 「こころ」の…