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新聞日記

新聞から世界を考えてみる

東京五輪

やはり今日は10月10日。東京オリンピックから50年。そして2020年開催まで6年。さて、各紙どうなっているのでしょうか?まずは社説から・・・。

 

日経新聞<「64年」超えて新しい五輪を>

まず、開催されなかった1940年大会を「国威発揚」型、1964年大会については保坂正康氏の言葉「高度成長の可視化」を引用するかたちで紹介。そして2020年へ向けて「国威発揚型でも高度成長謳歌型でもなく、成熟国家ならではの五輪をどうデザインするか」と問題提起して、「たとえば・・・多様な人材の育成・登用や、外国人との共生といった社会のかたちの変革を、五輪を機にしっかり進めたらどうだろう」と提言?している。

 

毎日新聞<次は国際貢献する番だ>

こちらは「6年後の東京大会はどうあるべきか考えてみたい」と、さっそく考察を始めている。

「開催国が数多くのメダルを獲得することは大会の盛り上げにつながる」だろうけれど、「・・・スポーツ環境に恵まれない国は世界に数多くあり、国際大会でメダル獲得が困難な国もある。そうした国々に手を差し伸べ、6年後のメダル獲得につなげることができれば・・・、スポーツを通じた国際貢献も、先進国である日本には求められているのではないか。」と、昨年9月のIOC総会での安倍晋三首相の演説を引き合いに出して論じている。

 

読売新聞<あの感動を2020年にも>

1964年の大会を振り返り、「一方で、半世紀前の感動を知らない世代が増えている」と言われてしまった。スミマセンと、思わず思ってしまいました。そして、「東京五輪パラリンピックの準備が本格化している。オールジャパン体制で、抜かりなく作業を進めることが重要」と論調がすすむ。最終的な結論として、「主な競技施設は、未来への遺産」となるから、「長く使える機能性は大切にせねばならない」という。でも「新国立競技場の建設を急ぐ必要はある」そうです。また、「海外からの選手や観光客の受け入れ体制の充実も不可欠」と指摘し、「ハード、ソフト両面での準備」が求められ、「観光立国を目指す上で貴重な財産になる」と締めくくっています。

 

朝日新聞<経験、次世代に伝える>

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社説は<産経記者起訴>と<石綿被害判決>でした。連載「聖火は還る」で、当時の関係者の声を載せています。

今日は、1964年当時、選手の通訳のアルバイト学生であった島田晴雄氏(千葉商科大学長)や、岸本健氏(カメラマン)、柳本晶一氏(元・全日本女子バレー監督)の意見を紹介している。

 

東京新聞も五輪関係の社説はなし。

しかし五輪関連は、一番大きく取り上げていました。

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まずは「聖火リレー」。今ではギリシャから直接、開催国へ運ばれているのですが、当時は、トルコ・レバノン・イラン・パキスタン・インド・ビルマ(当時)・タイ・マレーシア・フィリピン・香港・台湾・沖縄(当時米の統治下)を経由していたんですね。そして、国内の聖火リレーの経路。青函連絡船って記述もある。

つぎに巨大な鋳物の聖火台が中央に位置する国立競技場をはじめとする、当時の競技会場。もう50年も経つのに、現存するばかりか、現役で活用されている施設がかなり多いことに驚きました。もちろん、さすがに老朽化しているのでしょうが、それでも補修をくりかえしながら使われ続けていることは、やはりスゴイ。

最後に、閉会式の写真。国ごとに隊列を組むのが普通であった時代に、各国選手が入り交じって行進。しかも日本の旗手が外国選手に担がれているなんて、この写真だけでも感動が伝わってくるようです。

さらに・・・

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五輪を契機に整備され続けた首都高。

具体的に何かを提言しているしているわけではないハズなのですが、なにかを感じてしまう五輪特集でした。