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新聞日記

新聞から世界を考えてみる

25年前。私は新聞で知った。1面に大きな写真が載っていた。少年から青年になろうとしていた頃のできごとであった。それまでは、東側・・・つまりソ連はとてもコワイという印象があった。

あれから世界はどうなったのか。冷戦構造が崩れ、東側がそれまでの価値観から立ち直るまでの時間に、西側とよばれていた資本主義諸国はどのように世界を動かしてきたのであろうか。

象徴であった「壁」が崩れたことで、これで世界が平和に向かうのだと、単純に、そして純粋に思えていた時代が懐かしい。象徴は、象徴でしかない。そこに実質的なモノ・パワーがなくては、実は何も変わりはしないのだ。祝祭的な気分のままに、時間が過ぎている間にも、世界は動いてしまった。そして新たな悲劇の芽を育ててしまった。

いつの時代も、そして今日もそうだけれども、いつだって問題は多い。ただそれに立ち向かう勇気を持とう。本当に恐ろしいのは、こころの中にある壁なのだから。