新聞日記

新聞から世界を考えてみる

新聞比較

すでに私の試読期間は終わっているのですが・・・

「新聞離れ」って言葉を耳にします。インターネットの普及で、PCやスマホなどで“十分”と判断されることが多い。たしかに生活費の削減のやり玉にあがる購読費(3~4千円/月)は無視できない。実際、私が実家を離れている間は、新聞の定期購読はしていなかったし・・・。

インターネットがこれほどまでに普及する前からTVの存在がありながらも、新聞の存在感はシッカリとあった(と思う)。それだけ、TVよりもネットの影響は大きいのでしょう。

同じメディア内で、情報の比較が容易なのは、やはりネット情報でしょう。語学の問題があるにせよ、同じ出来事をどのように文字化しているかを比較することは容易です。たとえばCNNとABCとNHKなどの公式サイトや、あるいはFB・TwitterなどのSNSからの情報を比較することができます。TV報道の国際比較は、これはなかなか難しいですね。BSなどの個別契約をしていれば、なんとか比較もできなくもなさそうですが・・・。それでも、国内ニュースであれば比較は簡単です。チャンネルを変えれば済む話ですから、朝6・7時や、21・22時のニュース番組で比較することができます。

問題は新聞です。教育現場で、NIE(Newspaper In Education)なんていう運動があります。気持ちは分からなくもないのですが、問題は公立学校で展開する場合は、公平性の問題もあり、教材を1紙に絞れないことです。そこで出てくるのが、「紙面を比較しよう」です。とっても素晴らしい授業案で、興味深いものなのですが、それは理想でしかなく、一過性の運動です。つまり継続性がないんです。一度も見向きもしないよりかは、マシというレベルでしょうか。実際に、こうした取り組みをした生徒の家庭で、購読紙が増えたという実証データがあるのでしょうか?

各家庭が1紙ですら定期購読しなくなってきているのに、複数の新聞を定期購読することはできません。そして複数新聞を購読するほどに、培われるのは批判力です。これはイイのですが、それを下手に強調すると「新聞なんてアテにならない。そんなものになんでカネを払わなくちゃならないの?」ってことになります。

また、そもそも複数紙を読んでいる時間ってあると思いますか?私は試読期間中、せっかくのご厚意でもあるので、自分なりに全部読みました。これは定期購読するうえで、新聞販売店ではなく、あくまでも紙面で比較しようと決めていたからです。(販売店のサービスも定期購読するうえで考慮に入れると、“過剰”とも思えるサービスや、はたまたマイナス面の勧誘を誘発するのです。)この朝日・読売・毎日・日経の4紙を読むだけで、相当な時間と労力を使いました。自分の興味のあるところだけで比較すればいい・・・って言うのであれば、これこそが新聞離れにつながっていくのですから。

なかなかできない、新聞比較。ぜひ、一度お試しください。でもね、民放チャンネルが朝のニュースで、各新聞のトピックを紹介しているコーナーがあったりしますから、それで済ませてもいいんじゃないでしょうか。