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新聞日記

新聞から世界を考えてみる

中東・北アフリカの民主化

アラブの春。なんだか久しぶりに聞いた気がする。2010年、チュニジアで青年が焼身自殺をしたことがキッカケとなって、翌年1月に政権が崩壊した。すると続いて、エジプトのムバラク政権も2月に崩壊する。そのうえリビアカダフィ政権の崩壊まで波及していく。それが中東諸国に広がり、シラクのアサド政権にも広がった。

こうした独裁政権や強権政権が打倒され、民主制になることを、私たちは喜べることなのだろうか。

民主制の日本に住んでいて、その教育を受けて育ち、また生活している私としては、いいんじゃないの?と思いつつも、できる事なら、「民主的で公正な選挙」で政権が代わって欲しかった・・・ぐらいしか思わなかった。そんな選挙なんか実施しないからこそ、独裁であり、強権的な政権なわけですけれど。

こうして独裁政権が崩壊した後の各国はどうなっているのか。なんだか複雑である。政治的空白と混乱のなかで、なんだかヘンな黒いものが広がってしまった。そのスキを与えてしまったのではないかと思うのです。

そう、私は民主制と民主主義を、区別しないでとらえていたわけなのです。民主主義のない「民主制」は、単純な多数決主義といえるのではないだろうか。

今回、チュニジアでの大統領選挙では、なんとか民主主義的な路線になりそうですが、まだまだ中東・北アフリカ諸国の情勢は安心が出来ない。

北アフリカではないが、サハラ砂漠の反対側。西アフリカではボコ・ハラムなんて組織の活動が活発化している。こうした組織を成長させないためには、どうすればいいのか。現地の人々の「単なる多数決」に、単純に任せるわけにはいかないのではないかと思うのだけれども、これは傲慢な考え方なのだろうか。