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新聞日記

新聞から世界を考えてみる

キューバとの国交

オバマ大統領が国交正常化への交渉を始めるという。

1959年にキューバ革命から2年後の1961年に国交を断絶。その後、ピッグズ湾事件を経て、キューバ危機へ。

そして今回の交渉開始の背景として、オバマ政権の政治的記念、そして場所の重要性と、増加するキューバ移民の政治的影響力があるという。

またキューバ側も理由がある。社会主義国の盟主であったソ連はすでにない。しかし、依然として続いている経済制裁。それでも南米の産油国ベネズエラの反米政権の支援があったが、それだって安心などできない。近年は原油価格の低迷という暗雲もある。こうした状況のなかでラウル・カストラはアメリカなどの外国企業からの投資に期待を寄せている。

そもそもキューバ革命で成立した革命政権は、社会主義ではなかった。反アメリカでもなかったが、反植民地ではあった。巨大なアメリカ資本の支配下にあったキューバを、独立させることが「革命」であったのだ。

アメリカ合衆国とアメリカ巨大資本は別物であって欲しかった。革命政権を真っ先に承認したのは、他ならないアメリカであったのだから。カストロも、アメリカを訪問し演説までしている。しかしアメリカは革命政権を、新たな植民地政府として受け入れただけだった。

Thomas Piketty教授の「21世紀の資本主義」が大ベストセラーになっているが、資本主義は、本当に大丈夫なのか。昔と違う・・・という人もいるかもしれない。しかし、人間はそれほど賢くなったのか?

乱暴かもしれないけれど、つまり、欲望が巨大化してしまった時、それをどのようにコントロールすればいいのだろうか。それも、自分では巨大になったなんて自覚すらしていないかもしれないのに・・・。