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新聞日記

新聞から世界を考えてみる

墓石

墓石が積み上げられている写真に、おもわず目が止まってしまった。なんだこれ?って。写真は墓石の不法投棄。少子化や過疎化の影響からか、「無縁墓」が増えていると言う。また地方にある墓を撤去し、自宅近くの合葬墓への改葬の動きもあることから、ますます墓石の「排出」は増加傾向にあるのだろう。また記事には出ていないけれども、各地の災害、特に地震などで墓石が倒れて損壊した場合も考えられる。

ひと口に「墓石」っていっても、その石の種類はさまざま。大切な家族や親類のため、決して安いとは言えない墓石を購入してきたであろうことだけに、その「処分」は大変なのだそうだ。墓石の種類も硬質もさまざまで、粉砕処分するには工具が傷む。いくら石が良質だからといって、再利用するには抵抗がある。その結果が不法投棄につながっているのかもしれない。

彼岸へ渡った人への想いを、おカネに換算して、その経済力を背景にして国内はもとより、世界中から集めてきた石材。それを石工が加工した立派な墓石たちである。その末路の写真をみると、改めて葬送とは何なのかを考えさせられました。