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新聞日記

新聞から世界を考えてみる

性犯罪の親告罪規定

親告罪とは、被害者の告訴が検察の起訴要件になる犯罪のことですが、その理由は、おもに次のようです。

1:被害者の意向を尊重するため。

2:罪質が軽微で、特に国家が犯罪として取り上げる必要がないため。

3:家族間の問題で、国家権力の介入が適当でないため。

今回の性犯罪(強姦罪準強姦罪)などは、1に該当するのだろう。起訴するともなれば、被害者にも、さまざまな聴取がなされることからの「配慮」であったのだろう。

しかし、どう考えても犯罪である。記事で初めて知ったことも情けなかったが、「強姦罪より強盗罪の罰則が重いというのは先進国の中では珍しい」(法務省幹部)ということにも驚いた。

現在では、女性の司法関係者も増えてきているというし、被害者を匿名にしたり、証人尋問を法定外で実施したりといった配慮も可能になってきている。しかし一方では、加害者が被害者を憶えていることで発生する二次的事件も懸念される。できることなら、被害者に寄り添った制度改革を考えてほしい。たとえ一歩一歩でもいいから。