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新聞日記

新聞から世界を考えてみる

フランス 銃撃テロ

フランス・パリ市街地で銃撃テロが発生した。標的にされたのは「シャルリエブド」という風刺専門の週刊誌という。

フランスの風刺画と言えば、日本だって無縁ではない。古く?は、明治期のフランス人のビゴーによる風刺画。教科書なんかでも見たことがある。そして最近では、東日本大震災時の福島原発に関する風刺画。これも、日本でも多くの報道がなされたからご存知の方も多いのではないだろうか。

これらは今回標的となった雑誌ではないけれど、フランスにはそういう文化がある。絵と言うか、イラストによって批判する。そりゃ、批判される方はオモシロいわけがない。ハッキリ言えば、不愉快であろう。そしてそれが目的でもある。また風刺画を目にする側も、平易な方法で強烈な批判を与える風刺画に、どこか溜飲をさげている。しかし風刺画がすべてではないことも知った上でのことに過ぎない。つまり、風刺画はピエロなのだ。本気にしてはいけないけれど、気には留めておく。これは風刺画に対する態度なのかもしれない。

当然のことながら、表現の自由は最大限尊重したい。それは民主主義の基本でもある。私自身、今回のテロ行為には、無条件で反対だ。しかし一言だけ言わせてもらえば、先日のアメリカ映画「ザ・インタビュー」もそうだけれども、言論・表現の自由の旗手にふさわしいクオリティは保ってほしい。これは感想だけれども、言論・表現の自由に殉じたというには、あまりにも・・・な風刺画である。