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新聞日記

新聞から世界を考えてみる

カメの新種

福岡県宮若市、千石峡で発見されたカメの甲羅の化石。この化石は、約1億2千万年前の地層から発見されたという。化石自体は約20年前に発掘され、そのまま北九州立自然史・歴史博物館で収蔵されていたという。これが、「新種」だという。

「新種」だけれども、もう3400前に絶滅した種類に分類される「新種」。なんだか不思議なカンジ。見つけたけれど、それはもう「いない」のだ。知られることもなく、そのカメたちは生きていて、そして絶滅した。人間という種が、「神」であるわけでもないのだから、すべてを知らないのは当たり前のことなのだけれど・・・。

複雑で広大な世界を理解するには、まずはモデル化をする。その時点で、実世界とは、どこか違ってしまうのだけれど。そうしたモデルを分析することによって、世界を理解してきた。だから理解した「世界」と、現実の間に「違い」ができる。それでも、分析方法や統計学や確率論の進歩で、ずいぶんとその「違い」の幅も小さくなっていているのであろう。まさに研究者、探究者たちの努力の結晶なのだと思う。

その一方で、まだまだ分からないことはいっぱいある。そればかりか、普段の生活の中ですら、本当は微妙な「違い」を見落として生活しているのかもしれない。いきなりだと疲れてしまから、急にはムリだけれど、今を丁寧に生きていこうと思いました。