新聞日記

新聞から世界を考えてみる

ギリシア総選挙

緊縮財政が続くギリシアでの国政選挙。報道でしか知らないのだけれども、ずいぶんと国民生活はひっ迫しているようである。

2009年の政権交代によって巨額の財政赤字が露見し、翌年に欧州委員会が統計上の不備を指摘したことで、一気に世界中に情報が広がった。これはギリシアだけにとどまらず、「PIGS」諸国に波及する。つまり、ポルトガル(P)・イタリア(I)・ギリシア(G)・スペイン(S)の4か国。あるいは、アイルランド(I)も含めて「PIIGS」諸国になる。これは「豚たち(pigs)」をもじっている、いわゆる侮蔑語。2008年のリーマンショックから立ち直り過程で突きつけられた「信用問題」が、いわゆる「欧州ソブリン危機」というもの。

「信用」を回復するために、経済統計を精査するほどに、危機の深刻さが露見していく。そして、財政赤字の立て直しには緊縮財政が必要となる。しかし、ガマンするにしても限界ってものがある。ストレスだって、相当溜まっている。それが、今回の選挙結果に反映されているのではないだろうか。

ユーロを支えるEU諸国からすれば、ギリシアへの風当たりは強い。「原因は自分たちにあるだろ?」と言わんばかりである。しかしギリシアの人々も、「分かっているけど、がんばってるんだ。これ以上、どうすればいいんだ」と。経済の立て直しには、たしかに無駄は省かなくてはならないけれど、それだけで立ち直れるほど簡単ではない。まだまだ時間も労力もかかることだと思う。これを持続させるには、どうすればいいのだろうか・・・。ここでも、想像(創造)力が求められている。

 

ギリシアの基礎データ(2012年)は以下の通り。

国土:約13万平方キロメートル。(日本の約1/3・北海道は約8万平方キロメートルです。)

人口:約1130万人(東京都が約1300万人)

GDP/人口:約15,000ユーロ/人

主要産業:観光・鉱工業・農林水産業

経済成長率:マイナス6.4%(6年連続マイナス)

物価上昇率:1.5%

失業率:27.3%(若年層は50%)