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新聞日記

新聞から世界を考えてみる

ナウシカの世界

北海道大学理化学研究所の記事。合成生物学の研究を、樹脂や医薬品の生産に活かしていくと言う。

合成生物学とは、人工的につくったDNAによって生物を創る学問。記事では、私のように理系に疎い読者を想定して、遺伝子工学を「雪道を走る車」に例えて説明している。これまでの遺伝子組み換え技術は、クルマのタイヤにチェーンを取り付けるイメージだという。それに対して、今回話題の合成生物学は、タイヤそのものを変えてしまう。つまり無限軌道にしてしまう。あるいは、エンジンを換えてしまうイメージのようだ。簡単にはいかないのだろうけれど、まったく違う生物にしてしまうってことなのかな?まるでナウシカの「カイ」や「クイ」で登場するトリウマのようなものであろうか。

北海道大学トヨタ自動車などと連携して、二酸化炭素を取り込んでプラスチックに変える植物を創ったとある。将来的には、畑でプラスチックを収穫することができるという。プラスチックと言えば、なんだか自然環境に悪そうだけれど・・・。

そして理研は、地球上に存在しない遺伝子を創りあげた。DNAは、4つの塩基配列、アデニン ・グアニン・シトシン・チミンで構成されている。蛇足ですが、RNAは、チミンの代わりにウラシルの4つ。どちらにしても、4つの組合せ。それに2つを継ぎ足して、新たなDNAを創りあげた。この人口DNAは正しく複製し、その働きは自然のDNAとそっくりだという。この人工DNAは、これまでにない生体反応をして、新薬開発への応用が期待されている。

他の大学でも、こうした研究はすすんでいるようで、なんだか理系の本でも読もうかな?って気になるけれど、きっとアタマが混乱する予感がある。

科学技術が発達していない世界と比べたら、私ははるかに便利な社会で、のーのーと生きている。それだけに、こうしたチャレンジの成果が、良い方向へつなげていって欲しいと、これまた他力本願で願ってやまない。