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新聞日記

新聞から世界を考えてみる

ウクライナ和平交渉

国際政治が試されている。

当事国であるウクライナのポロシェンコ大統領と、当事者なのか、それとも反政府・独立派(新ロシア派)への影響力が大きいだけなのか判然としないロシアのプーチン大統領。そして仲介役というか、さらに大きな紛争になったら、困るドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領が、ウクライナの隣国であるベラルーシで首脳会談をしている。

アメリカのオバマ大統領は、ロシアに対して「制裁、制裁」と騒ぎ立てているが、ロシアにはあまり影響がない模様だ。いや、原油価格の下落と経済低迷で、結構キツイのだろうけれど、それ以上にキツイのは、ウクライナや欧州になるから、あまり効果があるとは思えない。そして、こうした制裁発言が、反政府独立派がエスカレートさせかねない状態だ。なんとも困ったものである。

この事態を静観していたら、どうなるのであろうか。後ろでシナリオを描いているのは、もちろんロシアなのだろう。しかし、どこまでロシアの意のままに動いているのだろうか。きっと覆面の正規軍は、プーチン大統領命令で動くことができるのであろう。もちろん、誤差はあるにしても。

しかし、もともとウクライナ国民である新ロシア派は、どうであろうか。プーチン氏の「落ち着け」で、沈静化するものであろうか。先ほどのロシア軍の誤差にしても、親ロシア派の「勝手な」行動にしても、制御できない行動は、さまざまな社会的弱者を傷つけずには終わらない。

4か国の首脳と外務大臣、そして多くの政府と軍関係者が交渉している。全員が納得できる解決策など、きっとないだろう。納得できなくても、一気に消火するのが良いのか、それとも、なだめなだめ、沈静化させていく方が良いのか。どちらにしても、そこに勇ましい言葉などいらない。油を注ぐ行為は慎みたい。