新聞日記

新聞から世界を考えてみる

選挙権

数年前からよく耳にするようになった「18歳選挙権」。戦後の改正で、「満20歳以上の男女」に変わって以来。民主主義国家であるのだから、その国家を構成する国民の多くが、選挙に参加することは当然であろう。しかし国政を左右する選挙権を有する年齢制限は、なかなかに難しい。私だって、その責任を果たせているのか分からないぐらいだ。極端な話であるが、幼児にも選挙権を持たせるのは、さすがにどうかと思う。

70年前の改正では、年齢の引き下げよりも、女性参政権が認められたことの方が重要であった。敗戦と民主化改革の流れがあったにしろ、戦前から平塚らいてうや、市川房江などによる女性の参政権を求める活動はあったからだ。この時に、なぜそれまでの25歳から20歳になったのであろうか。やはり20歳で成人という民法規定があったからであろうか。私にはよく分からない。

今回はなんだかヘンな印象を受ける。18歳以上20歳未満の国民たちは、選挙権を熱望しているのであろうか。もちろん、これが現実に施行されれば、きっと選挙権を行使すると思う。もしかしたら、他の世代よりも投票率は高くなるかもしれない。しかし与えられる権利は、もろい。この感覚は、私自身にもある。

日常生活で、あたり前のように享受していることが、実はスゴイ努力や苦難の末に築き上げられていることを、最近感じることが多くなった。それでも、最近の話。それも些細な事ばかりだ。自由とか権利とは、そういったなんだかスゴイことではない。例えば、普段私が使う鉛筆などに、ひどく感心してしまうような。

まだ決まったわけではないが、それでも新聞では、この改正案は法制化される見通しだと言う。早くて、来年2016年の参議院選挙から。

さて、現在の17歳のみなさん。期待されてますが、ご感想は?