新聞日記

新聞から世界を考えてみる

生鮮野菜の輸出

日本の店頭でも外国産の野菜を見かけるのが当たり前になっている。玉ねぎやカボチャとか・・・。これをケシカランと、食料自給率とかフードマイレージ、食の安全性とかが言われ始めた。一つ一つを見れば、確かに納得させられてしまう。さすがは業界団体と官僚だ。アタマがイイ。だれけれど、やはり安いことは魅力だし、価格に見合う商品の品質は満たしているのであろう。じりじりと自給率は低下している。

もっとも、生鮮野菜の分野である、キャベツやレタスなどの鮮度が重要な品目では自給率が高いまま維持している。輸入量が増えているのは、おもに冷凍野菜の分野である。

そこに変化が出てくるかもしれない。

日通が、アジア向けに生鮮野菜を海上輸送するという。日本郵船は専用コンテナを活用して海上輸送。ヤマト運輸は「国際クール宅急便」で、なんと空輸!いずれも冷蔵・冷凍という、低温物流、いわばコールドチェーンである。

当然ながら、輸出先の野菜の方が価格は安い。その上、日本産の野菜は鮮度を保つと言っても、産地からは遠く、輸送コストもかかる。それでも採算がとれるということはどういうことなのか。

これまでは経済が発展すると、産業は高度化すると勉強してきた。第一次産業から第二次、第三次産業への流れのことである。しかし、その国全体が第三次産業化するほど、日本は狭くはない。製造業やサービス業をしながら、農林水産業だってできてしまう国でもある。狭いながらも、なんだか豊かさの詰まっている国なのかもしれない。そう考えてみると、とんでもなく立地条件に恵まれてはしないだろうか。

こんなふうに前向きに考えてしまうのも、やはり春の陽射しの影響なのかもしれません。