新聞日記

新聞から世界を考えてみる

対岸の火事

もう3月も今日で終わる。明日からは新年度。2015(平成27)年度の始まりである。桜も各地で咲き、私の近所も満開だ。

そんなおり、国会で暫定予算が成立した。現在開かれている通常国会。この国会の当面の課題は、毎年のことながら予算の成立である。それが今日までに成立しないので、暫定的予算が、昨日成立した。

あれ?これはアメリカ議会でもあったことではなかったか?激しい与野党対立によって、連邦予算が成立せずに、多くの政府機関が閉鎖された。国立公園や美術館・博物館が休館となり、多くの観光客を落胆されるだけにとどまらず、パスポートの発給や社会保障給付なども停止した。議会対立が、予算成立に深刻な影響を与えた。

その時の日本のメディアは、やはり他人事。そこまで対立しなくたって・・・。そりゃ、アメリカの人たちも同じ思いであろう。

しかし、そこまで深刻な事態・対立なのだという自負もあるように思える。国民生活が政治によって滞ることを望んでいる議員はいない。それよりも、国民生活が滞るほどの重大な危機が、議会では起きているのだと言うシグナルを発信していたのではないか。

もちろん、影響を受ける人々。とくに社会保障給付が滞ることで、多大な損失をうける人にとっては迷惑としか思えないことであろう。一歩間違えば、与野党ともに政治不信につながりかねない、荒療治だ。

それが日本ではどうか。今国会でいったい、何が起きているのか。予算が成立していない深刻な事態?果たして起きているのか?さすがに議員も申し訳ないと思ったのか。深刻な事態が表面化しないように、暫定予算を成立させた。それも与党強行ではない。民主党も賛成しての可決である。

国民生活に不便が生じないように・・・そりゃそうだろうけれど、なんだか茶番を見せられている気がする。