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新聞日記

新聞から世界を考えてみる

難民申請

UNHCHでまず思い出されるのが、緒方貞子さん。1990年から10年近く、国連難民高等弁務官を務めた人だ。しかしそれにばかり注目していられない記事がある。

日本における難民受け入れ状況だ。シリア内戦によって難民数は増加し、UNHCRの支援対象者は4290万人に上っている。そのほとんどは、近隣諸国へのがれている人々が多い。それもそのはずで、ほとんどが徒歩による、命からがらの避難だから。

それでも安全で平和な日本への難民申請はある。しかし日本が昨年受け入れたのは、わずかに11名。個々の案件については、しっかりと審査されていると信じているが、はやり厳しすぎるのではないか?と思えなくもない。

しかし事情はかなり複雑だ。おそらく担当にあたっている人たちも、大変だと思う。難民申請はできるだけ受け入れたいが、その中には、経済的事情での申請者も入っているからである。なんだか複雑すぎる。膨大な難民申請数のうち、本当の「難民」を探し出して認定する。つまり、本人は大変な思いをされて来ているわけだけれども、日本まではるばる来れた訳である。それはアジア近隣諸国から日本に来た「不法入国者」と、あまり変わらないのではないか。それぞれに大変な事情は抱えてきているのだ。

本当の難民は受け入れたい。しかし実際問題として、アジア近隣で戦争や内戦は起きていない。これは喜ばしいことではある。そして無理やり連れてくることもない。あまりにも風土がことなるのだから。他に支援の方法もあろう。

それよりも事態が深刻なのは、「不法就労」とされる人々の待遇だろう。ここがあまりにも酷すぎる。勝手に来ているのだから、そこまで面倒をみる必要があるのか?とも思うけれども、同じ人間である。困っている時はお互い様ではないだろうか。「おもてなし日本」の真価は、そこにある気がする。もちろん、ただのボランティアではない仕組みを考えていかなくてはならないのだ。「情けは人のためならず」である。

 

www.unhcr.or.jp

 

www.refugee.or.jp