読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

新聞日記

新聞から世界を考えてみる

預金融資差額

2015年3月の貸出・預金動向を日銀が発表した。預金は622兆円。これは前年同月比で3.9%増だと言う。一方で融資は2.7%増の424兆円。どちらも伸びてはいるけれど、預金に比べると、融資額は少ない。その差額、預かった資金を融資にまわさなかった資金はどこに行ったのか。その金額にして198兆円にのぼる。そのうち112兆円が、日銀の当座預金として眠っている。それ以外は、さまざまな債権にまわっているのかな?

まず所得のうち、どのくらいが消費にまわり、貯蓄や預金に振り分けられるのか。消費に多く支出されれば、それだけで景気は良くなるのであろう。しかし将来の不安から、貯蓄に多く流れるのもわかる。貯蓄できる余裕があれば、私もそうしたい。貯金通帳を眺めて、ニヤニヤしたいものである。また個人投資もずいぶんと普及してきたのではないだろうか。

なかなか個人消費が伸び悩んでいるが、「プチ贅沢」的な商品が売り上げを伸ばしていることも事実であり、価値を実感できることが重要ってことなのかもしれない。価値を実感できさえすれば、直接、商品を消費するかもしれないし、また投資や貯蓄をする実感を伴う事が出来れば、それを追求するのであろう。

ところで、貯金が集めれば、今度は金融機関の仕事である。彼らは金融のプロ。集まった資金をムダニすることは出来ない。しかしあまり融資が伸びていない。なんとも心許ない。プロから見て、将来有望な事業がそれだけ少ないってことか。是非とも融資や投資によって、経済をリードして欲しいと願ってしまうが、これは希望でしかないのかもしれない。