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新聞日記

新聞から世界を考えてみる

地中海難民事故

北アフリカや中東から、地中海をわたって、南欧諸国への人の移動が続いている。最終目的地は、フランスやイギリス、ドイツである。先日、リビア沖で難民船が転覆して、大きな犠牲者が出た。それでもこれは氷山の一角なのかもしれない。

海難事故に発展していなくても、非合法での渡航にはさまざまな困難が予想できる。記事にも、「密航ビジネス横行」という見出しがある。

原因はなにがあるのか。やはり北アフリカや中東諸国の政情不安、あるいは政治的空白による国内の混乱。これにはISISも関係してしまっている。さらに掘り下げれば、経済格差が地中海を取り巻いているという現実なのかもしれない。今に始まったことではないが、改善されないままに来ていることに問題があるような気もする。

密航までして難民になっている人々は切実な事情がある。対する受入側も苦慮する。日ごろから「人道」という旗印を掲げているだけに対応が注目される。

日本だって無縁ではない。ここで、日本が受入側という認識は捨てた方が良い。日本人が難民となって、海を渡らなければならないかもしれないのだ。そんなことありえない?ありえないことを、想定することで見えてくるものだってあると思う。